まず集まってもらったのは、四日市市環境学習センター。
そこで、四日市のごみの現状、ごみの分別方法などの基礎を学びました。

その後、バスで移動して、1つ目の見学場所、中部エコテクノロジー株式会社へGO!
ここは、家電リサイクル法で指定されている、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどを処理する会社で、
それぞれの家電製品の性質に合わせて、丁寧に解体・選別を行っています。
工場の中には、たくさんの家電製品が集まっています。

実際の作業場所も見学させてもらいましたが、
見に行ってみると、普段使っている家電製品に使われている様々な部品を、
各工程で丁寧に外している様子を見ることができました。


最後は、素材別にきっちり分けてリサイクルしています。

昼食をはさんで、午後からは、市内のペットボトルや空き缶を集める
朝日金属株式会社に見学に行きました。
会社の方に、会社で行っている金属リサイクルや、リサイクルの仕組みについて、教えてもらいます。
大きな重機が鉄をくっつけているのは、子供たちにも圧巻だったようです。

ペットボトルの分別・圧縮作業を行っている現場も見せてもらいました。
きれいに洗ってキャップやラベルを外してあるペットボトルと飲んだままのペットボトル。
一緒にしてしまうと、資源としての価値が落ちてしまうので、手作業で分別しているそうです。
まだまだ、そのまま捨てられてしまうペットボトルも多いようです。

1つ30キロにプレスされたペットボトルの塊。
朝日金属の人は、一人で持てるけど、さすがに子供にはちょっと重かったですね。


最後の見学場所は、南部埋め立て処分場。
四日市の「もやさないごみ」「粗大ごみ」などが最終的に捨てられる場所になります。
もう残りあと6年しか使えないこの埋め立て処分場。
ごみの埋め立て地と私たちの立っている場所の高さは、もうそんなに変わりがありません。
新しい焼却施設ができるまでに、最終処分の量を少しでも減らして、
今ある施設を長く使えるようにしないといけないと、
現地を見てもらって、子供たちも感じてもらえたのではないでしょうか。


ごみは、私たちが生活する上で、どうしても出てしまいます。
でも、ちょっとした工夫や気遣いで、減らすこともできます。
夏休みの自由研究として、今回勉強しに来てくれた子がほとんどですが、ごみは、一番身近な環境問題なので、ぜひ、継続して取り組める、自分のごみ減量法を見つけてほしいと思います。
(たに)